ウルの人たち

トパパ 御年74歳。平均寿命を考えると年の割に驚異的に元気な爺様。ウルの村長は代々クリスタルの祭壇が地下にあることを口伝で語りつないでいるので、クリスタルがある事を知っていた。
ダーンの不穏な予言やらモンスターの増加やらでウルはもちろん、国の治安を案じていて、今居る子供達はクリスタルの加護のあるウルから出したくないと思っている。そのため、2・3年からウォーレンとケイルが村を出たがっているのを頑なに了承しない。

ダーン 46歳 盲目の村の魔道士。グルガン族の血を引いていて預言者でもある。ウルの北に風のクリスタルがある事を感知している。ハインの暴走や、他のクリスタルの危機等々予言している。クリスタルが4人と接触した事も、その加護を与えた事も感知していて、本人達が帰ってくる前にトパパやニーナを説き伏せている。

ホマク 65歳 村の長老の一人。多分次期村長。

ニーナ 51歳 トパパの娘。子供達の母親替わり。夫は事故で亡くしている。夫との間に子供は授からなかった。

フィラ 17-18歳。ウルの宿屋の娘。ケイル・ウォーレンと同い年で、幼馴染だが、ミリアムと入れ違いに一度ウルを離れてカナーンで育つ。15歳で戻ってきている。姉の様に慕ってくれるミリアムを可愛がっている。ケイルの元カノ。
美人ではあるが気が強く、容赦なく言い返してくる性格。むしろ、美人だから人の出入りの多いカナーンでは何かと声をかけられて、ちょっと強引だったり、えらそーだったり、しつこかったりするのを容赦なく撃退するのを繰り返した結果、より気が強くなったとも言えなくもない。長閑なウルで育ったら、負けん気は強くてももう少し棘の少ない性格になったと思う。
地震の前にカナーンに行っており、ネルブの大岩で帰り道を塞がれてウルに帰ることができなくなってしまい、酒場に住み込みでバイトして過ごしていた。
サリーナとは友人で、ろくに知りもしないデッシュに一目惚れしたサリーナにちょっと呆れている。一応心配はしているので、4人にデッシュを探しに山へ行くのを手伝わせる。その後、船を入手してカナーンに戻れるようになるまで同行する。
家は宿屋だし、酒場でバイトもしてたので特に自覚はないけれど料理が得意。フィラの同行中は成人男性3人+育ち盛りのカーマイルと食べる量も多ければ、山越えで野宿の多い期間。パーティの胃袋をしっかり支えてくれる。むしろ居なくなった後、男性陣は食事の有り難みをヒシヒシと感じていそう。(フィラと入れ替わりでウェイトが増えるので、余計に食事がワイルドになりそうw)
尚、別れている筈だけど、圧倒的に次男と仲が良い。付き合っていた頃と表面的には変わらない二人なので、ミリアムはなんで別れたのか不思議だし、不満に思っている。

ウェイト 25歳。ウルの魔道士、魔法屋をやっているがオーブを売るのが仕事……というわけではなく、怪我の治療や治安維持の為に村に居る魔道士。
トパパの家で育った子供の一人。4人の義兄にあたるが、ミリアムとほぼ入れ違いに家を出ているので、ミリアムは接点がなく、あまり懐いていない。一方で5歳頃まで一緒に過ごしているカーマイルはウェイトを兄と思っていて、よく懐いている。(カーマイルにとって、ウォーレン・ケイルは腐れ縁の年上の友人感覚。親しい人だし、信頼はしているけど、兄として慕っているかというと少し微妙)
ダーンに魔法を教えてもらっていたが、16歳頃にもっと本格的に魔法の勉強をするために村を出てアーガスで学んで、23歳ころに戻ってきている。そのため、ハインとも面識がある。
魔法屋の2階の住居スペースで一人暮らしをしているが、しょっちゅう夕食をたかりに来るし、酒も飲みに来る。ニーナには、帰ってくるならお嫁さんくらい見つけてから来なさいよ、と言われていて若干肩身の狭い独り身。アーガスに居た頃は普通に彼女が居たが、ウルに帰る際にウルがド田舎なのを理由にフラれている。それなのに義母からそんなことを言われるので、ちょっとやさぐれ気味。
前述の通り、人見知りのミリアムは、あまり懐いていない。が、ミリアムを引き取った際にカズスからウルまでミリアムを抱っこして山道登ったのは他でもないウェイトなので、ミリアムがウォーレン・ケイルの陰に隠れるのを非常に不満に思っている。

マリー 40歳 フィラの母親、トパパの家で育った子供達の最年長の世代で、ウルに残っているのはマリーだけ。ニーナとは年の離れた姉妹のように育った。ウェイト、ハンス、エミリーの義姉であるが、 今トパパの家にいる子供達からは義姉とは思われていない。ウォーレン・ケイルからもフィラの母親という認識。ケイル・ウォーレンの母親とは友人でもあったため、2人を気にかけている。 宿屋の息子の元に嫁いだが、夫を亡くした後、義両親からフィラはウルで育てるから、村を離れて再婚するように進められたのをきっかけに、一時期フィラを連れてウルを離れている。義父が亡くなった際に帰郷し、その後は義母と共に宿屋を切り盛りしている。

ハンス 28歳 4人の義兄に当たるが、ウォーレン・ケイルが家に来る少し前にサスーンの兵士として働きだした為、一緒に暮らした事があるのはカーマイルだけ。でも、村にいたウォーレン・ケイルとは小さな頃から面識があるし、何かと面倒も見ていたので兄貴分ではある。
ウェイトと違って、近いので休暇には帰郷しており、ミリアムの事も可愛がっている。

エミリー 24歳 四人の義姉にあたる。ミリアムが家に来てから1年半ほどは家に居たが、その後はサスーンに奉公に出ている。昼間は忙しいニーナに代わって、弟妹の面倒を見ていたしっかり者。適当な性格のウェイトには小煩い妹。そこそこ大きくなってから家にきたやんちゃ盛りのケイルとウォーレンには怖い姉。カーマイルに対しては少し過保護な姉。そして、ミリアムには優しい姉。
カーマイルがぼんやりしているのは、小さな頃に何かと先回りしてやってくれるエミリーが居たからかも。
サスーン城では、糸人間にされているけれど、ハンスと2人で四人を案内してくれるし、王様への口利きもしてくれる。
「危ないときは迷わずあいつらを盾にしなさいよ。頑丈だから」と兄2人を指差してミリアムを諭す姉。何だかんだで仲がいいからこそウォーレン・ケイルの扱いが適当。
マリーを含めた最年長世代からミリアム達最年少まで兄弟姉妹を全部網羅して仲がいいのは、ハンスとエミリー辺りかな?

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